■平成28年度 北東北シートメタル工業会賀詞交歓会

 

 2017年1月25日(水)に花巻駅前のホテルグランシェール花巻において、北東北シートメタル工業会の賀詞交歓会が開催されました。

 今回は、青森県、秋田県の同士の方々をお迎えして「北東北シートメタル工業会」という名称に変更されてから初めての賀詞交歓会となり、32社48名の方が参加されました。会員さま同士交流を図られ、和気あいあいとした楽しい会となりました。

 懇親会の前には日本生命保険相互会社 盛岡支社 エグゼクティブプランナー 菊池 春 様をお迎えして、貴重な講演をいただきました。


■特別講演

 

『 継続は力なり 』
 日本生命保険相互会社 盛岡支社 エグゼクティブプランナー 菊池 春 様

 
菊地 春 様 プロフィール
遠野市の製造業企業に就職。縁あって日本生命保険相互会社に営業職員として入社。人口約3万人の地方都市にもかかわらず、同社キャンペーンでは、社長賞の常連に。2010年度には、同社規定の4部門を完全制覇、初のグランプリ(全国1位)受賞を達成した。現在、盛岡支社を拠点に、エグゼクティブプランナーとして活躍中。
 
◆経歴
  初めは製造業に就職して13年続けられました。生産量が上がらず、不良が多いラインのチームを任されることになった際に、1人ずつコミュニケーションを取ることで、課題が見え、改善されていき、生産量を上げ、不良をなくすことができた経験から、コミュニケーションの大切さを知ったそうです。保険の仲介などを引き受けたことなどがきっかけとなり、日本生命から営業を勧められ、入社することとなり、30年以上続けていらっしゃいます。
 
◆成功のための大事な考え
  企業と同様で、理念、ビジョン、目標を持たないと達成できないという言葉がありました。個人的にどのぐらい先のビジョンが必要か尋ねたところ、1年、3年、5年のそれぞれのビジョンを持った方がよいとのことでした。
いつ、何をするかを明確にする必要があり、1日1日にこだわり、達成していくことが大切とおっしゃられました。
 
◆職域活動について
  菊池 春さん流の職域活動30箇条を詳細にお話いただきました。抜粋してご紹介します。
・自分が自信を持たないと相手に伝わらない
・手続きはすぐにやる
・クレームやトラブルは素直に謝る
・稼働日を計算し、1日の行動計画を立てる
・心配り・工夫することでお客様に気持ちを伝えるようにしている
・お金にならないことを進んでやる(特に震災で痛感)
・目標達成はチームで分かち合う
30箇条を日々頭に入れて、目標を明確化し、想いをしっかり作り、日々活動されているそうです。
 
◆おわりに
  日々の部下との接し方、モチベーションを下げる言葉、上げる言葉をご教示いただきました。
最後にモノづくりになぞらえて、「品質」と「期日を守る生産量」=無言の営業 ができるという言葉をいただきました。
 
◆橋会長 謝辞
  目からうろこが落ちた感じです。目標設定して結果を出したことが素晴らしい。
保険の営業と製造現場は通じるところがあるなと感じながら聞きました。
貴重なお話をありがとうございました。
 
 
 
     
 
 


■懇親会の様子

 

橋 政智 会長のご挨拶

 

 今年の正月は雪も少なく穏やかで、自宅から初日の出を拝むことができたので、北東北シートメタル工業会の発展と皆さまの健康を祈念しました。

 2016年は世の中想定外の出来事がたくさん起きました。イギリスのEU離脱、アメリカの大統領交代・・・日本では、熊本の震災や糸魚川の大火災など至る所で災害がありました。心からお見舞い申し上げ、早い復興を祈念しており、工業会でお役に立てることがあれば支えて行きたいと考えています。

 2016年北東北シートメタル工業会では、新しい仲間が増え、会の名称が変わりました。青森8社、秋田10社、岩手32社、計50社でこれからも会員拡大を図りながら絆を深め交流を図り、会員同士仕事のやり取りもできたらと考えています。

 先日アマダで行われた工業会の正副会長会でも発表しましたが、北東北シートメタル工業会での技能検定合格率は80%を超えています。これは他の工業会ではない合格率です。昨年11月にアマダの東北サテライトセンターがオープンしたので、セミナーなどに活用していきたいと思います。

 北東北シートメタル工業会は今年5月に10周年を迎えます。10周年にちなんだイベントも企画しているので、ぜひ参加していただきたい。
 今年は酉年、各企業が鳥のようにいつまでも羽ばたいていけるように祈念いたします。

 
 
橋会長の挨拶   来賓のご挨拶
 
乾杯の音頭   中締めの挨拶
 

 賀詞交歓会の来賓より祝辞を賜りました。

花巻市長 上田様
花巻市が取り組んでいるコンパクト&ネットワークについてお話をいただきました。

花巻商工会議所 専務理事 伊藤 様
東日本大震災から6年、徐々に復興・復旧が進んでおり、商工会では国際リニアコライダー(ILC)※1を北上山地へ誘致しています。実現すれば、地域における経済効果が期待できると考えていますので、ご協力をお願いしたい。とのお話をいだきました。

株式会社アマダ 執行役員 村下 様
講演の中で「つなぐ」という言葉が多くありました。アマダはモノづくりをつないでいく役割の1つとして、IoTを中心としたデジタルなつながりで工場をつないでいきます。もう1つは人と人とのアナログなつながりという中で、工業会をつなぐ、世代交代をつなぐということを進めて参ります。とお話しいただき、その後乾杯の音頭を頂戴しました。

 
最後に中締めとして、副会長の武塙様よりご挨拶をいただきました。会社として50年を迎えることができ、北東北シートメタル工業会も末永く続けて行けるようにと願い、一本締めで締めをしていただき、盛大で楽しい懇親会が終了いたしました。
 
※1 国際リニアコライダー(ILC)は超高エネルギーの電子・陽電子の衝突実験をおこなうため、現在、国際協力によって設計開発が推進されている将来加速器計画
 

ページのトップへ戻る
◆バックナンバー
平成28年度 定期総会特集サイト
平成27年度 賀詞交歓会特集サイト